この日はいよいよバルセロナに移動です。
多くのツアーはグラナダからバレンシアを経由してバルセロナに入るんですけど、今回はバレンシアが火祭りのシーズンで通常の観光がしにくい感じだったし、バスで7時間移動とかあり得ないので、飛行機でバルセロナに直接移動するツアーを選んだ訳です。
添乗員さんも、それが正解だとおっしゃってました。
ちなみに、グラナダからバルセロナはヴェーリング航空というLCC風の飛行機で移動します。
今まで見てきた街では、タクシーの車体が白でしたが、バルセロナは逆に黒です。ドアが黄色。結構目立つ塗装ですね。
空港から街に入って、まずはバスの車窓からバトリョ邸とミラ邸を見ます。
どちらも、お金持ちが人より目立つ家を建てたくてガウディに依頼したそうで、確かに目立ちますわ。
くるりとバスで回ったら、食事場所に到着です。
大きなテーブルに座ると、とりわけスタイルの料理がどんどん出てきます。
今回のツアーはバルセロナが最後なので、ここまでにもう一週間近く一緒に過ごしたメンバーです。
みんなが遠慮して手をつけないという事もなく、スムースにとりわけが進んで行きます。
さすがにデザートは1人ずつ出てきました。
食事の後、グエル公園に向かいました。聖家族教会は、とっておき(笑)
ここグエル公園は、今で言うと高級住宅街構想地で、構想が破綻したのでこのモデルハウスと他に1軒の家しかない場所が公園になっています。
設計を依頼されたガウディは、ここに住む人の生活スタイルまで含めてトータルに提案しようとしていたようです。
下に、なんだかディズニーランドっぽい建物が。そこが、実際の正面玄関です。
我々はバスの駐車場側から入ったので、公園の東口から入ってきた事になります。
中央公園のふちは、タイルばりのベンチになっています。ついこの前までギネス認定の世界一長いベンチだったそうですね。
そのベンチに降った雨の水は、背もたれの所の溝を伝って、このライオンの口から下に落ちて行きます。
上から見えていた、ディズニーっぽい建物の所までおりてきました。
現在は、お土産ショップなどに使われていますが、当時の構想では門番さんの詰め所だったようですね。
正面入り口から入ったところの大階段にて。
有名なカメレオンというかトカゲというか。タイルがきれい。
広場の下は柱で支えられた空間になっていて、ここに市場を作って住人は買い物をしてから家に帰るようにしたかったらしいです。
ちなみに、この柱の中は中空で砂が詰まっており、上の広場に降った雨を下に集めて水資源として利用する仕組みにもなっています。
こんどはモデルハウスを下から見上げる感じ。
ガウディは、破綻してしまったので仕方なくなのか、60歳までこのモデルハウスに住んでいたそうです。
東入り口を入ってすぐに見えていたスロープ。そのスロープの下も広い空間になっています。
グエル公園を一回りして、いよいよサグラダファミリアに向かいます。
バルセロナの条例により、サグラダファミリア周辺にはバスを乗り入れる事が出来ないので、すこし離れたところで降車して歩きます。
その歩いて行く途中にある、写真撮影スポット。テレビ局のカメラを据える場所がここだそうです。ちょっと逆光ですけど、喜びのポーズの娘。
日本のお寺の五重塔とか大きなお堂と同じで、そばまで行くと全体を入れて写真が撮れないし、撮ったとしても人物が小さくなっちゃう訳で。
さて、さらに歩いて教会の入り口に向かいます。その途中にあったバスの路線図看板。
注目なのは、看板の中身ではなく、上のURL。スペインの .es ではなくてカタルーニャの .cat になっています。
バルセロナを含むカタルーニャ地方の人々は独立心旺盛らしく、スペイン人じゃなくカタルーニャ人であり、スペイン語よりもカタルーニャ語を話すとか。
なので、ほとんどの看板の表記が、カタルーニャ語・スペイン語・英語になっています。
まそばまで来ました。とうとう来たという感じ。
このマーク、なかなかかわいい。残念ながらステッカーっぽいものが見つけられず。
サグラダファミリアは皆さんの寄付で成り立っていますってことで、寄付をいれるための箱が設置されています。
いよいよ中に入りました。もう、スゴイスゴイ。
私個人の感想ですが(笑)、有機的な生物的な感じのデザインってあまり好きじゃないんです。どっちかというと無機で直線的なデザインが好きな人。
でも、ガウディのデザインは、有機的で生きてる感じの曲線だけど、計算されつくしてるっていうか、デザイン優先じゃなく実用性もきちんとあるというのが、スゴイと思います。さっきのグエル公園もそうですけどね。
ナウシカにこんなシーンがあったような(笑)
なんかジブリのアニメっぽいものを感じた気がします。
曲線だし、直線だし、デジタルで、アナログなんですよね。
ステンドグラスの光が、床に。
この後も色々見ました。それぞれの門にある彫刻とかも。ただただ口を開いて見ていた気がします。
っていうか、カメラに収まりきらないんですよね。
という訳で、ゆっくり見た後で、ショップを見ていると・・・
ゆるキャラ文化は、遠くスペインのバルセロナにまで浸透していました。
トイレの便座に、こんな良い木材!おしゃれ。
ここは、最終的に正面玄関になる場所、栄光のファサード側です。
再びバスまで歩いて戻ります。
ホテルにチェックインして、夕食までの時間に最寄りのショッピングモールへ探検しに。
うどん屋を発見。どうみてもうどん屋らしからぬ内装に、店員の制服。
日本の京都の近鉄百貨店momoに行くと娘が必ず立ち寄ると言っても過言ではない claire's がここにも。
もともとはアメリカのお店ですけどね。
雑貨はいいから、食料品売り場へ行こう!ってことで、下の階に。でっかいサツマイモのような物を発見。
そういえばピーマンもでかかったな。
スーパーの棚の1列が、全部チーズ。
パノラマを歩きながら撮ってたら、全部は収まらなかった。動きながら撮ってるので人物が変な事になってるけど、気にしない方向で。
ホテルに帰って、夕食のレストランまでバスで移動。お昼と同じくとりわけスタイルで前菜がガンガン出てきます。
じゃんじゃん。
じゃんじゃんじゃん。
メインが来る頃には、みんなおなか一杯みたいで。でも、美味しいから食べちゃう。
さらにデザートがあるのを忘れていた(笑)
ここは、バルセロナオリンピックがあった高台にあるレストランなので、夜景がきれいです。
有森さんがこの店の前の道を走ったと聞くと、おおーと思う。
明日は終日フリー。今日の結果をふまえて、どこに行くのか考えましょう。
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