002216:6日目:帰り道

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この日は、早朝に小型飛行機にてハミルトン島へ移動。
あのコアラを見に行ったときと同じ飛行機だ。
「どこにスーツケースが乗るんだろう」と思いつつ、滑走路で待つ。
しばらくすると、飛行機がひらりと(まさにひらりと)舞い降りてきた。

無事、ハミルトン島に着陸。
よく考えると、往きは船だったんだ。
飛行機のほうが楽チンだなぁ、などと思いつつ、ほんの15分程度のフライト。
下にはグレートバリアリーフ周辺のきれいな海と島が見えている。
船に乗って波ではねていると、どうもそれどころではなかったが、よく考えるとさんご礁のリゾート島に来ていたのだった...と帰る日に思う。

ハミルトン島からケアンズまでは、往きと同じカンタスリンクの国内線プロペラ機。
見るとビックリ。
往きと同じスチュワーデスさんが乗務していた。
ひょっとして、この人一人が1日の何往復かを全部こなしているんじゃ... 往きと同じく働き者の彼女は、飲み物のあと軽食(今回は朝と昼の間だったこともあり、クッキーなどだった。
)、その後にコーヒーや紅茶と飛んでいる間中精力的にサービスしてくれる。
日本の国内線でも見習って欲しいものだ。

ケアンズではやはり買い物をする時間はほとんど無く、タバコ1本吸ったらファイナルコールだった。
免税店よさようなら。
ああ、会社へのおみやげ、どうしよう。
ま、いっか。
(あまりよくない) さて、乗り込んでみると「名古屋行き」ではないか。
「名古屋?ああ、関西空港経由名古屋行きなのか」と妙に納得していた。
前方のスクリーンには映画やアニメを流している。

昼間のフライト8時間は、結構ひまである。
転寝したりもしていたが、気が付くと映画は終わっていて、飛行機の現在位置を示す地図や、高度、外気温、対地速度などが交互に表示されている。
相変わらず到着地は名古屋と出ている。
「その前に関西空港やろが」と思うが、まあどうでもイイやとほうっておいた。

そのうち前方の地図で、関空を通り過ぎてしまった。
「おいおい、いきすぎやがな」と思った。
旅程表にはケアンズ発名古屋経由関西行きとは書いていなかったし...。
実は、行きの飛行機も名古屋発関西経由ケアンズ行きであり、それがケアンズから名古屋に行って関西に行く。
要は三角形に飛んでいるわけである。

おもむろに時間を見ると、旅程表の関西空港到着時間からして、名古屋着が、妙に早い。
いや~な予感がしたが、案の定一度飛行機を降りて空港内で待つらしい。
2時間も... 名古屋空港の出発ゲートに裏道から通されて、免税店があるのに買い物もできず(法律で駄目らしい。
まあ、わからなくも無い。
)、ただひたすらに時間をつぶした。
これは結構子供にはつらいことである。
これなら名古屋解散で新幹線の方がよほど良いのでは?と思いつつ、ようやく2時間が経過。
再び飛行機に乗り込む。

飛び立ってすぐ関西空港である。
ものの30分ほどか。
いや、そんなに高度を上げなきゃもっと楽に行けるんじゃ?まあ、予定通り22時に関西空港到着となった。
10時間かぁ。
ながかった。

そこからは、義父の運転にてりかの実家へ。
やはり運転はさせてもらえない(笑)。
無事、りかの実家につき、修理の完了したりかの車に荷物と人間を乗せ変え(娘はもうすっかり寝ている)、帰宅した。