002197:おわりに(利加のおまけ)

この時期、平日に2日も仕事を休むのは、とても良心が痛む。
なぜかというと、急に寒くなるこの時期、とにかく緊急の手術が多いからだ。
今回の旅行の為にあえて夏休みを1.5日残し(本当は夏休みは9月末までに取得しなければならない)、楓が病気をしないように気をつけ、台風がきたら暴風警報が出ないようにテレビの画面に向かって拝み(暴風警報が出ると、保育園が休みになり、私が休まなければならない→夏休みが1日減ってしまう)、私なりに努力(?)をした。

職場でディズニーランドに行くというと、「なぜ(ディズニー)シーに行かないのか?」と変人扱いされながらもランドを選んだのは、今回復活したエレクトリカルパレードに入れ込んでいたからだ。

18日は雨が降っていて、このままではパレードは無いのではと絶望的な気分になった。
これまでの努力が走馬灯のように頭をよぎる。
「今度来られるのは何時だろう」とそんなことまで考えていたが、夕方から雨が上がったので、とてもうれしかった。
エレクトリカルパレードの為に敷物や毛布まで準備していた甲斐があったというものだ。

パレードルートに座って待つこと20分。
なつかしいエレクトリカルパレードのオープニングファンファーレが聞こえたとき、鳥肌がたった。
はるかかなたからブルーフェアリーが見えたときに、涙が出た。
「無理して来てよかったなぁ」と思えた瞬間だった。

言っておくが、私はディズニーのキャラクターにはほとんど興味が無い。
映画も見たことが無い。
でも何故か、エレクトリカルパレードだけは心に残る。
自分でも不思議だけれど。