002122:台湾の電脳街

台湾の電脳街も、前回来たときからすれば、大きく変わっている。
前回は、まだ台湾のメーカーは一部を除きマイナーで、結構コンパチ系のカードが安く氾濫していた。例えばサウンドブラスターコンパチのサウンドカードとか、とりあえずS3の864に2MBつんでみたビデオカードとか、面白そうな、しかも安いものがいろいろあった。
ところが、今回訪れてみると、様相は一変していた。
ASUSやMSIのマザーがずらりと並ぶショップが主で、怪しい2流メーカーの(というか無名メーカーの)プロダクツを扱うショップはあまりない。
価格も、最近では秋葉原に近い価格で通信販売もできるので、魅力はあまりない。
もっとも、現地の人間しかいかないディープなショップが、知らない場所にあるのかもしれないが・・・
そんな中、足を棒のようにして探し出したのが、ATのSIMM,DIMM混在できるアラジンV搭載マザー。
名の通ったメーカーのマザーは、すべてATXで、100M対応となれば、DIMMオンリーがメイン。
60件以上のショップをまわって、つたない英語で聞いてみても、一様に 「ATのアラジンでSIMM,DIMM混在?聞いたことないよ」 とか、「それよりこのMSIにしなよ。ケースも買えばいいよ」 などといわれてしまう。
そうまでしてこだわったのは、これが頼まれ物だったからである。
最終的には見つかったのだが、その後電脳街で出会ったツアー同行の人も欲しいと言い出し、もう一度そのショップに行くと、もう、展示品しかなかった。
あまりにうれしくて、「聞いたことないよ」 とのたまったショップへ戻り、「見つけたぜ!」 と誇らしげに見せると、「ちょっといい?」 という感じで品番などを控えていた。
台湾がこんな調子じゃ、香港も心配だなぁ