004687:会社からの貸切契約での手数料について

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はじめに

以下に記載する内容は、洛陽交運株式会社における話で、洛陽交運以外のヤサカグループ各社には無関係です。

手数料改定から間もなく1年

昨年の7月21日から改定された、エージェント扱いの貸切営業における手数料率。
消費税が8%になって、運賃も改定されましたが、手数料率も追って改定されました。
果たして、乗務員にとって運賃改定はどう影響したのだろうか?と、ふと思い立って計算してみたわけです。

消費税が5%の頃の小型タクシー貸切料金は、1時間あたり3,660円でした。
この時のエージェント経由の仕事には15%の手数料控除がありました。
我々の給与を計算する元となる運送収入としては、手数料と消費税を除いた金額が用いられます。

運賃改定前

3,660円の15%は550円(10円単位に四捨五入です)。この手数料を引くと3,110円です。
そこから5%の消費税160円(10円単位に四捨五入です)を引くと、1時間の貸切は2,950円になります。
この金額を元にして、毎月の給与を計算していました。

運賃改定後

4,120円の23%は950円(10円単位に四捨五入です)。この手数料を引くと3,170円です。
そこから8%の消費税250円(10円単位に四捨五入です)を引くと、1時間の貸切は2,920円になります。
現在は、この金額を元にして、毎月の給与が計算されています。

結論

こうなると、世の中の消費税が3%上がったのに、給与は横ばいな(どころかほんの少し下がってる)わけです。
まぁ、私も話の分からないわけではないので、新しい制度の導入から1年間くらいは猶予期間だと思いますので、今年の7月20日まではこのままで良いと思います。
同意書も書いたしね(笑)

しかし、今年の7月21日以降については、エージェント扱いの貸切営業についても3%の賃上げを実施すべきだと考えています。
元の2,950円から3%上がると考えると、3,040円が適正ではないでしょうか。
つまり、手数料率は20%あたりが適正なはずです。
計算してみましょう。

4,120円の20%は820円(10円単位に四捨五入です)。この手数料を引くと3,300円です。
そこから消費税260円(10円単位に四捨五入です)を引くと、1時間の貸切は3,040円になります。

ピッタリですね。

というわけで、個人的には7月21日以降は20%の手数料率でないとお引き受けしません。
プロドライバーとして、実質賃下げを容認することは出来ないからです。 予め、余裕を持って予告しておきますね。

会社がサインする同意書つくりましょうか?