道路でよく見る光景の第二回は、一時停止です。

京都では、狭い道が方眼のように交差しているので、たいていは一方通行だし一時停止が必要になっています。
両方が一時停止な交差点で、皆さんどの様にしているでしょうか？

第四十三条 　車両等は、交通整理が行なわれていない交差点又はその手前の直近において、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前（道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前）で一時停止しなければならない。この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。

自分が一時停止な道路で、相手が一時停止でない道路の場合、法律上は自分が発進しても相手側の進行を妨害しない場合のみ進行出来る事になります。
相手にブレーキを踏ませたら、厳密にはアウトですね。

では、双方が一時停止な交差点ではどうでしょう。
こちらが一時停止している状態で、相手側はまだ交差点に接近中の場合、相手は停止線または交差点の直前で一時停止するのが明白なので、こちらは安全を確認しつつ発進する事になります。
そうしないと、いつまで経っても発進出来ないからですね。

ところが、こちらが一時停止していると、譲ってもらったと思うのか、今がチャンスと思うのか、一時停止せずに通過する車が結構います。
私はこれが大嫌いです(笑)
でも、タクシーを運転している場合、会社の看板を背負っている関係上、泣き寝入りするしかない訳で...

あと、双方が一時停止な交差点で、双方が一方通行（自転車を除く）の場合、一方通行を逆行してくる自転車が一時停止する事はほとんどありません。
もちろん標識も逆行側には無いですけど、考えたら分かるでしょう？
私はこれも嫌いですが、停まって動き出すしんどさを考えると、気持ちはわかるかな、とも。

最後に。
一時停止は、停まる事が必要です。でも、十分ではありません。
また、安全を確認する事が必要です。でも、十分ではありません。
キチンと停まり、キチンと安全を確認する。
両方出来て始めてOKなのですよ。