001840:日出処の天子(全11巻)
ついにやってしまいましたねー。
禁断の・・・というか、ま、邪道といえば邪道なんでしょうが、漫画です。
1980年第1巻初版だから、連載はもっと前からということになりますね。
でも、歴史モノなのでストーリーに古さは感じません。
それにガチガチの歴史モノではなくて、不思議なテイストの恋物語がからんでいるので、たいくつすることなく読めます。
厩戸王子(うまやどのおうじ)のむくわれない恋のせつなさに、なぜか共感できてしまって、読んでいるこっちまでせつない気持ちになってしまいます。
欲をいえば、もうすこし先までストーリーがほしかったっていうことぐらいかな。
失恋から立ち直った厩戸王子が聖徳太子として、どんなふうに大人になっていくのかも見たかったなぁ。
(Amazonへのリンクは、文庫版の全7巻にしました)