たのしいムーミン一家 (講談社 青い鳥文庫)

posted with amazlet at 16.08.31

トーベ・ヤンソン
講談社
売り上げランキング: 370,075

Amazon.co.jpで詳細を見る

私にとってムーミンとは、お茶の間アニメの代表である。
むくむくした体に、カバのような顔。
冷静に考えると、わりときもち悪いキャラクターである。

最近……といっても３、４年前、ニョロニョログッズが出たり、スナフキンの生き方が取りざたされたりしたが、これが案外大人にウケていた。
今になって思えば、これは大人向けの物語だからだと納得がいく。

ムーミンパパも、ムーミン嫁さんも、かなりむずかしい内容を話しているし、第一、ムーミン自身があまり子供らしくない。

一行目に「お茶の間アニメの代表」なんて書いてしまったが、この本、このシリーズは、アニメの先入観にとらわれず、ぜひ大人に読んでほしい本。
意外なほど、共感できます。