000625:タクシーを上手に乗る方法 その1
「行き先の告げ方」

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せっかくブログを書いているので、運転手から見た、タクシーを上手に乗る方法について、いろいろ書いてみたいと思います。
運転手として困ったケースや助かったケースが、そのままお客さんのコツとして利用できると思うからです。

記念すべき第1回は、「行き先の告げ方」です。

よく、乗るなり、「あ、ここまっすぐ」と言ったっきり、黙ってしまうお客さんがいます。
これ、困っちゃうんですよね。
こういう場合、私は、「どのくらいまっすぐ行きましょうかねぇ」などと、すこし冗談めいた感じで聞きます。
2車線以上ある道路で、左車線から急に右折とか、右車線から急に左折は出来ないので、最終的な行き先がわからないと、運転がしにくいのです。
お願いですから、最終的な目的地を最初におっしゃってください。

もちろん、経由する場所やつける向きも、遠慮なく言ってください。
例えば、百万遍からお乗りになって京都駅に行きたいけど、途中河原町三条で一人乗車する。途中で乗る人が足が悪いので渡らせたくないから、河原町通の西側につけて欲しいというケース。
そういう風にわかっていれば、木屋町を下がって河原町蛸薬師の信号へ出て北上し、ご乗車いただいて、三条で右折するなり、御池から回るなり出来ます。

あと、行き先が近くだからといって、遠慮は要りません。はっきりお告げ下さい。
流しているタクシーは、近いからといって文句はいわないはずです。
(ただし、乗り場で長時間待っているタクシーに近い行き先を告げると、運転手によっては嫌な顔をされるケースはあると思いますので、お気をつけ下さい。)

個人的に、好きな道、嫌いな道がある場合、それもおっしゃってください。
中には過去にその道で事故にあったので、とおりたくないというお客さんも、実際あります。
解決策がある限り、ご希望に添えるようにいたします。

で、観光で京都へいらっしゃった方にお願い。
京都の中心部では、町名番地を言われても、大抵わかりません(笑)
最近では通り名を表記しなくても郵便が届くようになりましたが、タクシーは届かないのです。
お持ちの資料がある場合は、運転手にお見せください。
ない場合も、お調べしますので、遠慮なくご相談ください。

次回は、「タクシーを呼ぶ場合」の予定です。