000106:初めての新車は、初めての・・・

投稿日:

こうして、私はまたもや車無しの生活に逆戻りした。正確にいうと、次の車が来る前に、前の車が壊れたのか。
当時、私はテクノオフィスというソフトウェア会社(友人が社長をしている)でアルバイトをしており、結構あぶく銭をつかんでいた。
バブルのころの話である。

社長である友人は、シルビアのQ’sに乗っていたが、ワインレッドの車体はユーザー先に乗り付けるには少々派手と思ってか否か、もう一台車を買うと言い出した。その時にいっしょに買ったのが(ああバブル)、初めての新車ディアマンテである。
大学生が新車のディアマンテ。しかも30RS。やはりバブルの威力はすごかったのである。

ここまで読んできた皆さんはお気づきだと思うが、この車が四輪の中では初めてのガソリン車である。初めての新車が、初めてのガソリン車。しかも初めての3ナンバー。やっと普通自動車の仲間入りである(ちなみに5ナンバーは小型自動車である)。

ディーラーに取りに行って、初めて乗った感想は、まさに「ジェットコースターの様」であった。なにせ今まで、ディーゼルにLPGである。走らない車ばかり乗ってきたので、当然アクセルは床まで踏むものと思っている。頭ではわかっていても、体に染みついた運転はそう簡単に変わる物ではない。まして、私はスピードのでる乗り物は大好きである。

今思えば、最初にスピードのでない車に乗ったことは、アクセルの踏み方を荒くし、ブレーキの踏み方を遅くした。今日の私の危ない(本人が言うのもなんだが)運転は、先の2台のタクシー下がりによって形成されたともいえる。まあ、ディアマンテはよく走るがよく止まるので、さして問題はないのだが・・・。

ちなみにこのディアマンテ、いろいろ悩んだ末の結果であった。社長である友人は、FRが好きでFFが嫌い(なのかな?)だったので、この当時候補はかなり少なかった。ディアマンテも通常FFなので、100歩譲って4WDにした。

わたしは、そこまでFRにこだわってはいなかったが、友人に張り合い同じ車を購入したのだった。
思えば若かったなと思う。