000785:010:CDが元気をくれる

  私は若い時からあんまり音楽に興味がなくて、どのアーティストがどんな曲出してて・・とか全然知らなかった。ま、周りから浮かない程度には聞いてたけど、それ以上の興味はホント全くなかった。「誰のファン」とかもなかったし・・・(笑)。でも近頃、仕事の関係上、CDを持ち歩く事がすごく増えた。と、いっても別に私が転職したわけではなくて、手術室で場の雰囲気作りをしたり、局所麻酔のみで手術を受ける患者さんの気を紛らわす為にどうしても必要になってきたから。それに今ってCDRなんて便利なモノがあるから、すごく安価で曲が手に入るのよね。そんなわけで最近若い頃の何倍も音楽を聞くようになった。
  基本的にはオムニバスものが好き。アーティストにこだわりがないので、CMなんかでワンフレーズだけ聞いた曲がいっぱい入っているほうが面白いもの。こないだ先輩にもらったCDRは、ここ25年程の間に化粧品のCMで使った曲を集めたもの。古い曲ばっかりなのにすごく印象に残っている曲が多くて驚いた。それにそのCDをかけると、すごくポジティブな気持ちになっちゃって元気になってくる。これってなんなんだろう。
  このCDに限っては答えに行き着いた(すごいだろー)。キーワードは「25年前」と「化粧品」。25年前、私は小学生だった。化粧品のCMをみると「大人になったら、これを使って綺麗になるんだ」と思ってた頃。「綺麗」イコール「大人の女」イコール「いい女」、うーん、なんて見事な3段論法。「「いい女」になりたいなぁ」、この憧れの気持ちが、そのまま今の自分の中に甦ってくる。そして「がんばらなきゃ」というポジティブな気持ちと、元気が生まれる・・・と、いう訳。なーんだ、割と単純なのね(笑)。
  そして25年後、私は見事に「すっぴん女」である(笑)。顔色が悪く見えるって言われるので、かろうじて口紅だけはひくが、それ以外はなーんもナシ!。化粧品業界になんの貢献もしていない女になってしまった(笑)。ファンデーションはラブラブですりすりしたときに相手の服とかについちゃうし、クリーム塗るとベタベタするんだもん、きらい。みんな平気なのかなぁ。