000783:008:「キレイなお母さん」は好きですか?

  少し前にTVのCMで「キレイなお姉さんは好きですか?」っていうフレーズがあったよね。こないだ5歳の娘と話をしてて、ふと思い出した。
  5歳ぐらいになってくると、お友達のお母さんと自分のお母さんを比べたりするもんらしい。特にウチの娘は朝イチから19時前まで保育園にいるので、クラスメイトの母親の顔をすべて知っている。その娘が私に向かって「ママはきれいでよかったね」と言ってくれた(笑)。5歳児に、遠慮とかお世辞とかは無い。いや、よその子は判んないけど、ウチの子は自分以外に気をつかうタマではない(笑)。その言葉を聞いて、最初は単純に喜んだだけだったけど、よーく考えたらいろんな事考えさせられる言葉だった。
  女の子は母親を「女性」のサンプルとする。ま、5歳ぐらいならライバル視はされないだろうけど、女の子にとっての母親って「お手本」だったり、「ライバル」だったり「ああはなりたくない女の見本」だったりする。思春期になったら反発して反発してするけど、実はこっそり観察してたりもする。
私は、娘が大きくなった時「お手本」になってやれるだろうか。・・・いや、そんな大げさなモンじゃなくていいけど、心のどこかでちょっぴり自慢に思ってくれる母親・・・女でいられるだろうか。
  「キレイなお母さん」って自分の娘に言われるのは、他人に言われるよりすごいプレッシャーだ。自分を磨かなくては・・・と切実に思う。だって一番幻滅されたくない相手なんだもん。ダンナに幻滅されるのもイヤだけど、同性の娘に幻滅されるのはもっとイヤ。いつまでも「キレイなお母さん」と思われたい。その為には・・・努力・・・かぁ。実は一番苦手なんだけどなぁ、努力すんの・・・。・・・がんばろ・・・(小声)。
  ところで、娘と話していて発覚したことがある。彼女の「お姉さん」と「おばさん」の境界線は、なんと「めがね」であった。うーん・・・彼女の「ママはきれい」を信じていいんだろうか・・・。ちょっと不安である(笑)。