000905:その30 「ほんとに かわいそうなの?」
ひとりっこについて
この11月で娘は2才になる。
いつのまにか歩くようになり、しゃべるようになり、唄うようになっている。
大したもんである。
ところが子供が2才にもなると、私を見る周りの目も変わってきているようになる。
「そろそろ2人目を・・・」 というわけだ。
しかし、私は声を大にして言いたい。
「私は2人目は産まない。」
以前から事ある毎に書いてきたと思うが、元々私は子供が好きではない。
多分、ダンナが私の夫でなければ、1人目も産まなかったであろう。
しかし、こう言っているからといって、娘はかわいいし、自分の身をけずっても守ってやりたい程愛している。
娘がいることによって発生する数々の足かせも納得しており、ダンナに向かって 「あなたが子供ほしいなんて言うから・・・」 とか言うつもりもない。
しかし・・・子供は1人でいい。
ここにはっきり理由を明記しておこう。
- 1人をじっくり育て、自分もじっくり母親になっていきたい。
- 子供の小さな成長も見落とさずに観察していきたい。
- 自分にいくらか精神的な余裕をもって、育児と仕事を両立させたい。
- 子供がいるということで自分の人生設計を変えたくないし、あきらめたくない。
以上である。
細かく説明しだすときりがない。
この4項目のすべてをクリアしようとすると、今の状態がベストなのである。
よく 「ひとりっこだとかわいそうだ」 と言われるが、私の周りにいるひとりっこの友人で、 「自分は不幸だった」 と言う人はいない。
同朋がいないことでデメリットもあるがメリットもある。
同朋がいることでメリットもあるがデメリットもあるだろう。
同じである。
私自身、妹のきんぞうちゃん(仮名)とは、6才も年令差があり、それこそ小さい時はひとりっこのように育ったが、不幸だと思ったことはない。
人の価値観なんてものは様々である。
私には私の考え方があるし、他人が何を考えていても、それについてとやかく言うつもりはない。
このごろ3人も4人も子供がいる女性もいるが、それは、その人の価値観であろう。
とにかく 「2人目は?」 という目線で見るのはやめてほしい。
私はこれでいいし、娘にもひとりっこなりのしつけをするつもりでいるのだから。