000055:太郎のお色直し(後編)

さて、シングルにてスタートしたDUALマザーの太郎である。

弟にはすでにPentium II 450MHzは譲ると伝えてあるので、後戻りはできない状況だった。まあ、P2B-Lと併せて弟に譲ることにした。こちらの組み立ては弟が「自分でしてみたい」というので、京都駅前のSofmapにて買い物に付き合って、その後組み立てを「指導」した。まあ、PCの組み立てなんてそんなに難しいものではないし、誰がやってもいいようなものだが、弟もようやく 「自分で理解したい」 という気持ちが芽生えたようだ。いい傾向である。(ちなみにリプレース前の機械は、組みあがった状態で持ち込まれているため、弟にとってはブラックボックスだったようだ)

付き合った買い物で、ついでに自分の物欲も予備調査。ここでPentium III 550EMHzのリテール品があるのを発見した。今から思えばその時点で買っておけばよかったのだが、小遣い生活者たるもの、予算繰りがつかない買い物は避けなければならない。その場は見送ることとした。

さて、予算繰りについて色々検討した結果、なんとかいけそうとの結論に達したので、その2日後の会社帰りに再度京都駅前のSofmapを訪れると、既に売り切れていた。他店や物流にも在庫は無いようだ。なんともしようが無く、手ぶらにて帰宅した。

さらにその後各方面から指摘されたのだが、Slot1変換アダプタでCoppermineには対応していて、DUAL Celeron(PPGA)ができても、CoppermineのDUALはできないものがほとんどのようだ。多分手持ちのGA-6R7+もそうなのだろう。

こうして、DUALマザーを買ったものの、シングルでしか使っていない上に、早くしないとFSB100MHzのPentium IIIは市場から姿を消しそうな勢いである。

そうなる前に、何とかしたいものだ。