000800:パパ日記/その10 かえでと2人きりの夜

子育てについて

先月、りかの看護学生時代の同期で最初の職場の同僚でもあるあゆみさん(仮名)が、3月末で退職し長野へ帰るということで送別会をやるということになった。
あゆみさん(仮名)は、りかの一番のなかよしさんであり、りかも参加するよう勧めた。
りかは、子守りが心配でしぶっていたが、大丈夫だからと説得して送り出した。

さて、6時半頃りかが出かけてからは、かえでと2人きりである。
かえで、生後4ヶ月にして初めてで最大のピンチ(笑)である。
まあ、私はおむつも替えられるしミルクもやれるので、楽観的に構えていた。
7時になって、おなかが空いてきたようだったので、ミルクを作って飲ませた。
機嫌良く飲んでくれたので、「なぁんだ、だいじょうぶやん」 と、ますます楽観的に考えていた。

ところが、しばらく遊んでから、かえではうとうと。
とうとう寝てしまった。
一人でテレビを見る。
出張以外で一人テレビを見る夜なんて、りかの出産直後以来である。

さて、問題はここから。
9時ごろ起きたかえでは、とにかく泣く。泣く。泣く。
抱いても、あやしても、おむつを替えても泣く。
7時に200ccをほぼ一気のみしているので、おなかは空いていないと思うのだが、泣く。

こうして、11時半頃までの2時間半。
アクセル全開で泣きつづけたかえでは、声がかすれていた。
後で思えば、おしゃぶりやジュースなど、もっと試すものはあったのだが、ほんと一人で子守りをするのは大変である。
行き詰まっても判断に困っても、相談する相手がいない。
いるのはまだしゃべれない赤ん坊だけである。

そうこうしているうちに、りかが帰ってきた。
ミルクをやって、かえでは何事もなかったように寝てしまう。
うーん、母は強し。

最初から大変な子守りではあったが、次の機会にはうまくやってみせると、今から意気込んでいる。
しかし、毎日やっているりかには、頭が下がる思いでいっぱいである。
ありがとうね。
たまには息抜きしてね。