000884:その13 「要領よし子さん」 のゆううつ

子育てと家事の両立について

自分でいうのもなんだが、私は 「要領よし子さん」 である。
勉強も仕事も要領だけで乗り切ったといっても過言ではない。

特に看護学校に通っていた頃は、その傾向が著しかった。
机上での学習で、私の席次は常に40番くらい(1学年が42人のクラスである!!)だったが、実習レポートは必ず期限前に提出していたし、卒論で苦労した覚えもない。
国家試験前のゼミでは、これまたクラスで常に40番くらいだったが、本番ではかなりよい点数で合格した。
仕事をはじめてからも要領でこなし、特に大きなミスはなかった。

・・・しかし・・・である。
子育てをはじめて、私は壁にぶちあたった。

子育ては、要領のみではうまくいかない。
娘をあやしたり遊んだりして、精神的な成長を促している時はもちろん 「要領」 なんてものは通用しないし、それ以外の 「子育てと家事の両立」 にも、あまり要領は役立ってくれないのだ。

生活は、すべて娘のペースで、「天上天下唯我独尊」 状態なので、仮に 「昼寝中にアイロンをかけよう」と思っていても、いつまでたっても昼寝してくれないこともある。
夕方やっと娘が眠っても、「夕食の準備を先にしとかなきゃ」なんて思ってしまって、結局自分の立てた予定は大幅変更を余儀なくされる。

最初は要領よくやれないことにだいぶイライラしたが、このごろでは 「まぁいいや。
また明日やろーっと。
」 と、いくらか悟りをひらいた境地になりつつある。
別に、シャツにアイロンあたってなくても、死ぬわけじゃないし・・・。

でも・・・ダンナになさけない格好をさせとくのは、妻としてのプライドが許さんのだ。

うーん。
板ばさみである。