000881:その10 ひな人形の運命

初節句について

11月末に生まれたわが娘は、季節がらイベント目白押しである。
クリスマス、お正月、お宮参り、バレンタイン、ひな祭り、食べ初め・・・etc. そういうことには無関心のダンナは、はっきり言ってあまり協力的でない。

まぁ、それはいいとしても、もうすぐひな祭りである。
ひな祭りといえばひな人形。
娘には7段飾りのご立派な物がある。

このひな人形、もとをただせば私のものであった。
私が生まれた時、両親が買ってくれたものだが、妹が生まれてからは、共有物となった。
そして、いつのまにか、妹と私の間にひとつの約束ができていた。

それは、「先に女の子を生んだ方が、ひな人形をもらう」 というもの。
私が先に女の子を生んだので、ひな人形はわが娘のものとなった、というわけ。

ちなみに、妹はまだ独身なので、彼女が嫁に行くまでは、妹とわが娘の共有物となる。
ひな人形の運命は生々流転といったところである。

ここでひとつ大きな問題が発生した。
わが家には、段かざりのひな人形なんてかざるキャパはない。
・・・しかたがないので、当分は私の実家に毎年かざってもらうよう交渉し、交渉成立。
早く大きな家を買えるだけの、金銭の余裕をつくらなくっちゃね。
それまでは、ひな人形達も、私の実家にいそうろうの身となるワケだ。

あぁ、ひな人形の運命やいかに・・・。