000876:その01 はじめての入院生活は?

入院について

子供が生まれて1ヵ月半が経過した。
生活もだいぶおちついてきたので、このシリーズを再開しようと思う。

出産後は1週間の入院となる。
ところが私は自然分娩だったため検温も1日1回で、あとはただひたすら授乳するのみ。
案の定、私は出産の次の日に入院生活に飽きてしまった。

しかし、3時間毎の授乳は思ったよりハードで、授乳に40分~1時間かかり、自由な時間は残りの2時間しかない。
病院から抜け出すわけにもいかず、何もすることがない。
出産で神経が高ぶっているのかあまり疲労感も感じなかった。

そんなわけで私は病院の敷地内にある看護婦寮に住む友人の所へ行くようになった。

子供が生まれたことは、その日のうちに彼女にも連絡しておいたのだが、さすがに次の日に病室を抜け出してひょっこり寮へやってきた私を見て、彼女はおどろいたらしい。

第一声は "おめでとう" でも "大丈夫か" でもなく、 「あんた、こんな所で何やってんの」 というあきれ声だったのだ。

それでも彼女はこころよく私をむかえてくれ、私は退屈な一週間をニコチン切れになることもなくすごすことができたのだった。

余談だが、病院内にも、外来へ行けば喫煙コーナーはあるが、私は産婦のあかしである手首バンド(子供にも同じものがつけてあるのだ)がつけられているため、周りの人から "信じられなーい" という目で見られてしまう。
スモーカーにとって、入院生活は大変つらいものであることを実感した1コマだった。