000820:マタニティ日記/その19 「話がちがう!」

12月13日 陣痛について

前回のマタニティ日記で 「手術の体験レポートをやります」 と大々的に宣言したけれど、できなくなってしまった。というのも、手術日の前に突然陣痛がきてしまったのである。

11月24日、夜中の2時30分ごろから、腹痛が強くなってきた。はかってみると、すでに5分間隔。出血もしてきた。ちょっと不安になって、ダンナをつついて起こすことにトライしてみたのだが、彼はガーガー眠っている。痛みはますます強くなるばかり。病院にTELすると、すぐ来るようにとのこと。本格的にダンナを起こした。

・・・と、ここまではまだ余裕があった。話をしたり、笑ったりする元気もあったからだ。「まあ、この程度の痛みなら楽勝だな」 と思っていた。まだ、手術をしてもらえると思っていたのだ。この後、私は大いに後悔することになる。

この時点では、まだ、両親に連絡せずにいた。夜中に起こすのは気がひけたからである。病院について診察がすんだら、すぐ陣痛室へ。ダンナもちんちくりんのガウンを着て、陣痛室まで入ってきてくれたので、2人で痛みを乗り越えることになった。

この時Drがひとこと。
「陣痛もちゃんときているので、手術はやめにして、このまま自然分娩で行きましょう。」 ダンナと私は顔を見合わせた。お互いに思ったことはただ一つ。「話が違うじゃないか。陣痛や分娩に対して心の準備がなにもできていないのに!」

・・・そして、いわゆる "生みの苦しみ" が始まった。