000817:マタニティ日記/その14 リサイクル大作戦!

10月9日 赤ちゃん用品の準備について

私にはありがたーい友人がいる。同期の同僚で女の子を3人も産んだ Jさんである。

私は彼女が子供を産んだ後、軽い気持ちで 「マタニティウェアとかベビー用品とか、全部ゆずって」と言っておいた。そのころ、私は結婚はしていたものの、子供を産む予定は全くなかったので、本当に軽い気持ちで言ったのだ。彼女も軽い様子で「うん、いいよ。」 と言ってくれたので、会話はあっさりと済んでしまい、その後はお互いになんとなく忘れたようになってしまっていた。 私は、その後もしばらくは子供を産むつもりはなく、のほほんとすごしていたのだが、ある日彼女が私に向かってこう言った。「りか、子供産むつもりないんだったら、もう、ベビー用品処分してもいい?じゃまでしょうがないんだけど・・・。」

なんと彼女は律義にもあの時の軽い会話を覚えていて、私のためにマタニティ用品やベビー用品をきちんと保管しておいてくれたのだ。私が彼女にもうしばらく待ってもらうようお願いしたのは言うまでもない。

そして今年の夏、妊娠5ヶ月くらいに、彼女のところへ用品を引き取りに行った。ベビーバス、ベビーベッド、ベビーサークルはもちろん、衣類やぼうし、靴下に至るまでたくさんのものが保管されていた。それをありがたくいただいてきたのである。

あとは、足りないものを補充して買い足すのみ。私の両親は、初孫のためにあれこれ買い物をするのを楽しみにしていたらしく、私の 「リサイクル大作戦」が今一つ気に入らなかったようであるが、補充分の買い物で満足してもらおうと思っている。半年もすれば使えなくなるベビー用品の準備は、リサイクルで十分だと私は思っている。

やっぱり、持つべき物は友人だなぁと、強く感じたのだった。